はじめに
世界保健機関(WHO)がイミュニティパスポートに関する注意文章を公表しているので紹介したいと思います。
イミュニティパスポートに関して
個人が新型コロナウイルスから回復したこと、抗体検査で陽性反応が出たこと、あるいはワクチンが開発されれば、ワクチン接種を受けたことを証明(および他人に証明を要請)する物を、イミュニティパスポートや免疫パスポートと呼んでいます。
このパスポートがあれば、個人の移動を可能にします。また、これを発行することで個人が日常生活に戻るのに役立つことが予想されます。
COVID-19とイミュニティパスポート
イミュニティパスポートがあるからといって油断は大敵とのことです。その理由として、抗体検査の陽性率の問題、再感染の可能性が0であるとCOVID-19の場合証明されている訳ではない(終生免疫かどうかわからない)ことがWHOの文章であげられています。
それに関連して、新型コロナウイルス・クレデンシャル・イニシアチブ(CCI:COVID-19 Credentials Initiative)ではブロックチェーンの技術を利用してデジタル証明書を開発しています。
これらのデジタル証明書は医療機関によって発行され、ユーザーによって制御され、ピアツーピアの方法で共有されることで証明書としての機能を果たす様です。
参考文献
“Immunity passports” in the context of COVID-19

COVID-19 ‘Immunity Passport’ Unites 60 Firms on Self-Sovereign ID Project

海外の最新事例に学ぶ 医療×ブロックチェーン~ブロックチェーン技術は医療・ヘルスケア業界に変革をもたらすか~ 日経BP
好きになる免疫学 第2版 (KS好きになるシリーズ) 講談社
コメント