
実際に不妊の検査・治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は、全体で18.2%、子どものいない夫婦では28.2%というデータが出されています。現在の日本においては大きな問題だと思います。今回はそんな不妊治療に使用可能なデバイスを紹介したいと思います。
子宮頸部の分泌物を使用して女性の不妊治療を追跡することは、長い間、自然な家族計画と不妊治療の中心的な方法でした。しかし、自宅で行う場合、判断するのは女性自身となり、判断能力には個人差が出てしまい、完全な方法ではありませんでした。
子宮頸部分泌物の分析を用いて不妊治療を使用すると、20%程度の女性が通常の使用の最初の年に妊娠すると推定されています。
Intellectual Property Intermediaryで開発されている非侵襲的なプロトタイプデバイスは、子宮頸部分泌物で女性の生殖能力を追跡するより正確な方法を提供できるかもしれないと期待されています。このデバイスは子宮頸部分泌物の物理的特性の変化を解析し受精期を予測します。分泌物サンプルが取得されると、バイオセンサーはその粘性、流動性、結晶化等をテストし、受胎可能性を推定し、使用者に伝えることができるものです。
Intellectual Property Intermediary

Innovation Partner for Impact l Open Innovation | IPI
参考文献
不妊治療について – 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30b.pdf
今すぐ知りたい! 不妊治療Q&A 基礎理論からDecision Making に必要なエビデンスまで 医学書院
Amazon.co.jp: 今すぐ知りたい! 不妊治療Q&A 基礎理論からDecision Making に必要なエビデンスまで : 久慈 直昭: 本
Amazon.co.jp: 今すぐ知りたい! 不妊治療Q&A 基礎理論からDecision Making に必要なエビデンスまで : 久慈 直昭: 本
コメント