LLDAS
Lupus Low Disease Activity State
低疾患活動性
2016年頃から世界的に提唱されている、全身性エリテマトーデスの病勢コントロールの目標です。この基準を達成している期間が長いほど、長期的な障害が少なく、かつクオリティ・オブ・ライフ(QOL)も向上することが示されている。
以下の5項目すべて満たした状態を、全身性エリテマトーデスの「低疾患活動性(LLDAS)」と定義している。
- SLEDAI-2K≦4、かつ主要臓器(腎、中枢神経、心臓・肺、血管炎、発熱)にSLEDAI活動性なし、消化管の活動性なし、溶血性貧血なし
- 以前の評価に比べて、SLE疾患活動性の新規特徴なし
- SELENA-SLEDAI PGA≦1 (0-3 scale)
- プレドニゾロン用量≦7.5 mg/日
- 耐容性良好である、標準的な維持量の免疫抑制薬and/or承認された生物学的製剤、ただし臨床試験中の薬は除く