メニエール病に関する新しい知見

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Photo by Road Trip with Raj on Unsplash

メニエール病(MD)は回転性めまいと難聴、耳鳴り、耳閉塞感を不定期に繰り返す疾患です。内耳を満たしている内リンパ液が過剰にたまる「内耳リンパ水腫」が原因で起こるとされています。障害の発症に役割を果たすと考えられる耳内の内リンパ液の排水システムが明らかになったという論文を紹介します。

シンクロトロン放射 X 線を用いたCT を用いて、内耳の画像的な評価を行なった様です。この報告は人間の内リンパ管周囲の血管叢の最初の分析の様です。内耳は頭蓋骨に囲まれており、一般のCTでは上手く画像的な評価が出来ませんでした。しかしながら、このシンクロトロン放射 X 線を用いたCTでは生体にとって与えるエネルギーは高すぎるということで献体された頭部を用いて行われました。

得られた内耳の画像を再構築して、3Dモデルをを作成し、内耳のリンパ液がどのように吸収されるかを説明可能な排水システムを発見することに繋がった様です。MDの原因は、内リンパの再吸収障害とされており、この再吸収ルート=排水システムがわかったことは今後の治療にも繋がる可能性があります。下の図の矢印の部分が明らかになったリンパ液のVVAへの排水の場所です。

A Micro-CT and Synchrotron Imaging Study of the Human Endolymphatic Duct with Special Reference to Endolymph Outflow and Meniere’s Disease

この発見により、MDがどのようにそしてなぜ発症するかについての理解が深まるかもしれません。

参考文献

鈴木 芳生, 竹内 晃久, 上杉 健太朗. シンクロトロン放射 X 線を用いたマイクロ CT の現状. Journal of the Vacuum Society of Japan, 54(1) :47-55, 2011.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvsj2/54/1/54_1_47/_pdf

文献

Nordström, C.K., Li, H., Ladak, H.M. et al. A Micro-CT and Synchrotron Imaging Study of the Human Endolymphatic Duct with Special Reference to Endolymph Outflow and Meniere’s Disease. Sci Rep 10, 8295 (2020). https://doi.org/10.1038/s41598-020-65110-0

A Micro-CT and Synchrotron Imaging Study of the Human Endolymphatic Duct with Special Reference to Endolymph Outflow and Meniere’s Disease
Meniere’s disease remains enigmatic, and has no treatment with sufficient evidence. The characteristic histopathological finding is endolymphatic hydrops, sugge...

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