ありそうで無かった、人工呼吸器の仕組み

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Photo by Peter Stumpf on Unsplash

はじめに

人工呼吸器はCOVID-19の流行で人工呼吸器に注目が集まっていますが、そんな人工呼吸器の仕組みで今までありそうで無かった仕組みが実験されているのでそれを紹介したいと思います。

人工呼吸器のリモートコントロール

人工呼吸器の仕組みの中で今まで、ありそうでなかったのがリモートコントロール機能です。今までは、患者さんの横に設置された人呼吸器に付いているモニターや、スイッチを使用して人工呼吸器の設定を行なっていましたが、COVID-19の流行で臨床医の保護という面から人工呼吸器のリモートコントロールということが意識される様になりました。そこで、ジョンズ・ホプキンズ大学のチームがPadを利用してリモートで人工呼吸器を操作できるシステムを開発しています。

新しくて原始的なシステム

ジョンズ・ホプキンズ大学のチームが開発しているシステムは、デジタルで人工呼吸器とPadを繋ぐのではなく、スタイラスをリモートで動かすことで、人工呼吸器の設定を行います。スタイラスを人工呼吸器から離れた場所で、Padを利用して、画面上のどこをスタイラスで押すかを指示します。これだけではちょっとよくわからないと思うので、下に動画があるのでぜひみてください。

動画

Robots Joining the Front Lines to Battle COVID-19

最後に

このシステムを使用することで、医療従事者の感染のリスクを下げ、時間的にも節約できて効率的な治療に繋がるとされています。感染から医療従事者を守るというのは非常に大切なことだと思います。また、デジタルで繋ぐわけではないので横展開可能なのも強みだと思います。

参考

REMOTE CONTROL FOR COVID-19 PATIENT VENTILATORS

Remote control for COVID-19 patient ventilators
A new robotic system designed by Johns Hopkins researchers may help hospitals preserve protective gear, limit staff exposure to COVID-19, and provide more time ...

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